actionScript書きの日記

アラフォーFlashデベロッパのブログ。actionscriptやobjective-cを経て、現在はUnity、Spine、AfterEffectsがメイン。

エフェクト考 その1

前回のブログで「主にパーティクルのエフェクトに関して、その画像素材をいかにして作成するか」というような内容を書いたが、もう少しそこに補足をしておきたい。

大前提として、制作者が以下の状態であるとする。

 

 

この条件で、一体自分に何が出来るか、どのように学習を進めていくべきかを考える必要がある。

 

まず、最初に検討したいのは、基本図形のみでどこまでのエフェクトが作成可能なのか、という点である。ここでいう基本図形とは「円(楕円含む)」「四角」「三角」「その他多角形」およびそこから作成されるグラデーション、ということになる。

前回もアップしたが、最もシンプルな形態となるとこのような形になるだろう。

 

youtu.be

 

業務でshurikenを使用してみて実感するが、意外とこの「グラデの掛かった円」というパーティクルは利用シーンが広く、侮れないという印象。こうした基本図形のみでどこまでエフェクトを作成できるのかということは、突き詰めて考えていくべきだろう。また、この手のエフェクトはある程度の作例がネットでも公開をされている。

 

次に検討したいのが、PhotoshopおよびAfterEffectsに搭載されたフィルタを使用した素材作りである。

個人的には、絵の描けない人間はここに全振りするしかなかろうと思うのだが、ネット上にはこれに関する情報があまり見当たらない(あるいは自分の調べ方が悪いのかもしれないが)。

取っ掛かりが難しいという印象があるのだが、全く何もない状態から使用できる主だったフィルタは、大別すると以下の二つのみとなる。

  • 雲模様
  • ノイズ

また、このあたりを足がかりに作成した画像に対して多用されるフィルタとして

あたりが挙げられるかと思う。まずはこのあたりの組み合わせからどのようなエフェクトを生成できるか、を考えていくのが出発点となるだろう。

今回は、以下の手順で簡単なテクスチャ画像を作成し、エフェクトに使用してみた。

白と黒の二色で、1024px四方のサイズで雲模様を実行

その画像を256*256のサイズに縮小

中心から周囲にかけてグラデーションでマスク

これにより作成した画像が以下のようになる。

f:id:goodbyegirl1974:20180310103703p:plain

f:id:goodbyegirl1974:20180310103706p:plain

二枚目は、上記の画像にノイズを加え、斜め方向にブラーをかけたものとなる。

これらを組み合わせて作成した炎のエフェクトが以下になる。

 

youtu.be

 

最初のエフェクトに比べて、幾ばくか情報量が増えているのがお分かりいただけるだろうか。

 

最後に、簡単な絵を描く、という選択肢があるのだが、これはいったん後回しとしたい。まずは前の2つに関して、いろいろと試行錯誤していきたいと思う。